リンパ浮腫,,摂食障害,便秘,冷え性等,『100年の歴史・鍼灸専門】

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2017-07-19


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冷え性の鍼灸治療

冷え症について

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 冷え性とは、手足や腹部、腰といった部位に慢性的に冷感を感じることで、身体的な不快感を自覚する症状を指します。冷え性は女性に多く見られる身体的症状の一つですが、西洋医学的には検査数値に異常値がない場合が多く、一般的な冷え性の場合、病気としては認められないため、冷え性に対する治療は日常生活の改善などの生活指導が中心であり、適切な対処が行われないことが多くあります。そのため、真夏でもお腹や腰、足が冷えるといった症状がある方は一刻も早く症状を取りたいといった願望を強く持っています。

 一方、東洋医学的な考えでは「冷え」を体の異常の兆候として捉え、本格的な治療を行います。東洋医学的な診断では、冷えを広済鍼灸院でも冷え症状に苦しんでおられる方を多く見ることがあり、冷え症にお悩みの方に対してを鍼灸治療を行ってきました。

冷え性と自律神経との関係

 一概に「冷え性」と言いましても、日常生活上問題となるレベルの冷え性の方では、幾つかの随伴症状がある方が多く見受けられます。例えば生理不順や、慢性的な首肩のこり、目の疲れ、むくみなど一見冷えの症状と無関係だと思われる症状が関係していることがあります。また、風邪をひきやすいなどの体質上の問題を抱えている場合もあります。東洋医学では、これらの随伴症状が冷え性を引き起こす原因と考えることから、これらの症状を一つ一つ取り除くことで冷え性の症状が改善した例を多く見ています。

 では、冷え性は体内にどのような変化が起こることで発生している症状でしょうか?西洋医学的に考えられることは自律神経の失調した状態である可能性が考えられます。自律神経の失調とは、よく耳にする言葉ですが、簡単に言うと正常な自律神経の働きが何らかの理由で阻害されている状態です。自律神経は意思とは無関係に、生命活動維持のために自動的に働いている神経系統です。正常に働いていれば、ホルモンの分泌や神経系の伝達、各内臓の運動がバランスよく働いており、いわゆる体が健康な状態であると言うことができます。

スクリーンショット 2015-09-04 9.52.40.png疲労やストレスが蓄積することで自律神経の働きにアンバランスが生じることがあります。
 例えば慢性的なこりが首や肩に極度にあったり、過度のストレスに晒され続けいていると、自律神経系のバランスが崩れ(正常な状態を失われる)ことによって、筋や内臓諸器官に血行不良や機能低下といった問題が起こることがあります。例えば、足は冷えているのに、頭は汗ばんでいるといった状況や、身体全体には寒さを感じないが、手足など末端部に冷えを感じることがあります。

 また、自律神経はホルモン分泌にも関係していますが、ホルモンとひと口に言っても多様な種類があり、女性ホルモンなどの生殖に関係するものだけではなく、胃腸のはたらきに関係するものなど様々な種類があります。ストレス過多になると胃腸がおかしくなるといった症状をお持ちの方は、自律神経系の正常な働きが阻害された結果、消化ホルモンなどの分泌作用が変調をきたすことで起こることが考えられています。ラットにストレスをかけた実験では、胃潰瘍ができることなどが証明されています。

 体温調節は自律神経の影響を大きく受けているため、自律神経系の働きに何らかの問題が起こると、冷え性症状も当然起こることがあります。また、女性に多く見られる原因として、周期的なホルモン変動が多いことが考えられます。しかし、こういった状態はまだ病気として成立していないため疲労感や倦怠感、また冷え性症状の状態で自覚される段階に留まっております。

当院での冷え性の鍼灸治療

スクリーンショット 2015-09-04 10.15.37.png自律神経のバランスの崩れは様々な症状に発展することがあるため、早めの対処が肝心です。
 広済鍼灸院での冷え性の鍼灸治療は、脈診や体質のタイプを分類した上で(東洋医学における「証」の分類)個人の体質や身体的特徴に合わせた処方を決めた上で施術を行っております。冷え性のタイプは、例を挙げると、足先の冷え、膝から下の冷え、手足の冷えなどの症状があります。また、足の裏がほてっているが手が冷たいといった熱感を伴うタイプもあります。
 冷え性の原因には五臓(肝・心・脾・肺・腎)のいずれかの機能低下(東洋医学ではこの状態を陰虚と呼んでいます)が考えられるため、低下した内臓器官のはたらきを補い、強化することによって冷え性の症状改善を行っています。広済鍼灸院の鍼灸治療はこのような症状に対して効果的です。

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