痛みの専門的鍼治療
The specialized treatment for pain
鍼は痛みにとても効果的な治療法です.
広済鍼灸院は痛みを軽減することに関して専門的に取り組んでいます.
鍼の鎮痛効果は医学的にも確証を得ているものであり優れた効果を持っています.痛みは人間にとって異常を感じるための危険信号であると同時に、病気の治りを妨げる有害反応でもあるため、いち早く取り除くことが必要です.欧米や中国の医療機関では治療プログラムに幅広く組み込まれている程、鍼の確かな鎮痛効果は認知されています.
病気そのものは改善されていても頑固な痛みが依然として残るケースがあります.当院では生活習慣や体質に関する質問をしながら、患者様の痛みを理解した上で治療を進めていきます.また、通常の鍼灸治療に加え、疼痛部位、トリガーポイントへの低周波通電や自律神経測定器などを使用することで,より効果的で体に負担のかからない治療を行っております.
痛みに対する治療は早めの処置が肝心ですが、慢性的な痛み、その他感覚異常やしびれに関する症状がございましたら、あきらめずに是非御相談ください.
痛みに対する鍼の効果 |
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鍼鎮痛のメカニズムは以下の3つの効果が考えられています。
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神経系への鎮痛効果
通常,痛みの刺激(侵害刺激)は末梢神経を介して脊髄に伝わり脳へと伝達されます.たとえば,筋肉に痛みの原因がある場合,原因部位を正確に把握し上で鍼刺激を行うことで,本来の痛みの信号を脳まで到達させず,脊髄の部分で抑えることができます.この抑制によって痛みを減弱して感じるようになります.これはゲートコントロール理論と呼ばれていますが,鍼治療では,この性質を利用して鎮痛効果を得ることができます.
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内因性物質による鎮痛効果
鍼治療の間に,鍼刺激によって体内で産生される鎮痛物質(エンドルフィン、内因性オピオイド)が放出されることが鍼の鎮痛効果として考えられています.また.神経伝達物質や神経ホルモンの分泌の変化によって障害部位を正常化する作用があります.鍼による刺激は視床下部および下垂体を活性化して多彩な全身的影響をもたらす可能性があると考えられています.
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血行改善効果
組織の緊張を和らげることで,血管が拡張し血行が改善され,痛みの原因物質が除去される作用により,筋の拘縮が改善されます.また、神経根周囲の血行や圧迫を改善することにより,神経痛やむくみにも効果があります.筋組織の局所的な慢性的血行不良が原因となって発生するトリガーポイントや経穴(ツボ)に鍼刺激を与えることで鎮痛効果を得ることができます.
東洋医学では,外傷や内臓に変化が、経絡(ツボの経絡)に出るとされています.経絡の性質を利用した治療(例えば,胃腸の痛みや,生理痛など)では,直接患部を刺激しなくても遠隔部のツボを刺激することで鎮痛効果を得ることができます.
近年は,経絡の効能についても科学的な研究が行われており,研究成果からは鍼刺激が末梢神経の痛みのインパルスを遮断するしていると言われています.
さらに生態のホメオスターシスにより痛みの根本原因を改善,治癒することができます .
頭部、顔面部痛 | |
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頸・肩・腕痛 | 頸椎症(頸椎症,頸椎椎間板症,頸椎椎間板ヘルニア),頸肩腕症候群,外傷性頸部症候群(交通事故後遺症,頸椎捻挫,むち打ち),肩関節周囲炎(五十肩),頸腕症候群,胸郭出口症候群, 腱鞘炎,インピンジメント症候群,その他頸肩腕痛 |
胸・背・腹部痛 | 肋間神経痛,生理痛,PMS(月経前症候群)、月経困難症,その他胸背腹痛 |
腰・上・下肢痛 | 腰痛症,腰部脊柱管狭窄症,腰椎椎間板ヘルニア,腰椎椎間関節症,坐骨神経痛, 梨状筋症候群,尾骨神経痛, 股関節痛, 変形性股関節症, 膝痛,会恥骨痛, 陰部痛, 誘発性膣前庭炎症候群, 反復運動過多損傷,痛風の痛み(拇趾、その他の関節),その他腰下肢痛, |
神経因性疼痛 | 筋膜性疼痛症候群(MPS), 帯状疱疹痛, 外傷性疼痛症候群, 糖尿病性ニューロパチー(末梢神経障害),術後痛(開胸,開腹術後など, 末梢性神経損傷による疼痛),がん性疼痛(骨転移に伴う痛み, 全身性の痛み),絞扼性神経障害など, 複合性局所疼痛症候群(CRPS), 機能性浮腫, 心因性疼痛 |
その他痛みやしびれに関する症状がございましたら、お早めにご相談下さい。