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広済鍼灸院 
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  • 梨状筋症候群について

梨状筋のはたらき

 梨状筋とは骨盤内に存在しており、脊椎と下肢から骨盤にかかる力のバランスをとるはたらきをしている重要な筋です。踵からの着地時に梨状筋は緊張することで地面からの衝撃を吸収する役割を果たしています。
 特に着地動作の多いランニング等のスポーツでは梨状筋を故障するケースが見られます。着地動作を繰り返すことで常に梨状筋に負担がかかり適度な緊張状態が保てなくなることで、梨状筋そのものに炎症や痛みが発症することがあります。このような状態を梨状筋症候群といいます。

梨状筋症候群の症状

 梨状筋症候群では,梨状筋が炎症によるむくみや過緊張によって坐骨神経を圧迫する場合があります。圧迫のある場合、坐骨神経の走行部位(お尻や太腿部)に沿って痛みが出現することがあります。
 痛みの部位が臀部付近に痛みが発生するため、椎間板ヘルニアと類似した症状を呈することから治療に際しては徒手検査による慎重な鑑別が重要になります。
 特に股関節の内旋時に臀部が痛む場合、梨状筋症候群が疑われます。当院ではスポーツ医学に精通したスタッフによる鍼治療により梨状筋症候群の症状をいち早く取り去ることを心がけています。

梨状筋症候群を発症しやすいケース

 梨状筋症候群は幅広い年齢層にみられますが、性別で見ると女性に多い傾向が見られます。また、欧米人女性と比較して、日本人女性は大腿部内転筋群の筋力が弱いため、加齢による膝や股間節疾患が増加するとの報告がされています。
 最近ではランニングをされる女性を多く見受ますが、内転筋群の筋力が運動強度に対して十分でない場合、梨状筋症候群を発症しやすい傾向が見られます。

梨状筋症候群の鍼治療

 梨状筋症候群に対する鍼治療では、原因となっている梨状筋と坐骨神経の交差部位の筋緊張を除去することを目的に治療を行っていきます。鍼治療により筋緊張を改善し、障害部位の血行を促進させることで梨状筋症候群特有の症状を除去していきます。
 同時に、梨状筋症候群を発生する下地となっている体のアンバランスを起こしている原因を調べながら治療を進めていきます。
 当院ではスポーツ系疾患の知識を有したスタッフが在籍しております。治療中、治療後における障害予防のストレッチやアドバイス等も行っておりますので症状に関連するお悩みに関してもお気軽にご相談ください。
当院での梨状筋症候群の症例

ケース1 40代 女性ランナー
【所見と経過】ランナー歴5年。ランニングを始めた頃は週1~2回程度5kmくらいの距離を走っていた。慢性的な腰痛があったがランニングによる運動習慣のおかげか腰痛を感じなくなっていたとのこと。体力にも自信がついた頃、ハーフマラソンやフルマラソンにチャレンジするようになる。しかし、大会の出場ペースが多いときで半年に4回になるなどタイトなスケジュールが続くことがあった。ちょうどその頃に臀部にしびれるような違和感を感じ、デスクワーク中の座位姿勢では臀部から下肢にかけて痛みを感じるようになる。当院にて鍼治療を受診。初診時の痛覚レベルが9(VAS)が鍼治療3回目よりレベル3に減少。以降は痛みも減り、当院にて指導を受けた梨状筋および骨盤周囲の筋へのストレッチも練習の合間に実践。治療終了後3ヶ月よりランニングを開始。現在は再びハーフマラソンの大会にも出場できるようになる。

ここではランナーの方に多い代表的な症例をご紹介しておりますが、他のスポーツ(短距離走、ハードル、ボート競技者等)の例もございますのでお気軽にご相談ください。

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