痛み,不妊,音楽家の鍼灸治療
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広済鍼灸院 
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腰椎椎間板ヘルニア (Spinal disc herniation)

腰痛は軽度の場合は見過ごされがちですが、放置することで突然痛みを招くことがあります。腰痛に
はいくつかの原因がありますが、ここでは腰椎椎間板ヘルニアについてご説明します。
 腰椎椎間板ヘルニアでは、かつては手術も頻繁に行われていましたが、現在は保存療法が主流です。その保存療法のなかでも鍼は椎間板ヘルニアの症状緩和にとても有効な治療法ですので、お悩みの方はお早めにご相談下さい。

腰椎椎間板ヘルニアについて

 椎間板は背骨を構成する椎骨( 脊椎)の間にある軟骨で、椎骨にかかる衝撃を吸収するクッション材のような働きをしています。しかし、椎間板は20歳を過ぎる頃から、次第に弾力性を失っていくため、過労の蓄積や老化により、このクッションを包んでいる繊維輪に裂け目ができ、通常

脱出した椎間板のイメージです。

の位置を超えて飛び出してしまうことがあります。この状態をヘルニアといいます。
ヘルニアだけでは痛みはありませんが、飛び出した椎間板が腰髄の神経根を圧迫し、痛みを生じさせることがあります。これを椎間板ヘルニアといい、腰から臀部、膝の下から足指の先まで,痺れや痛みのある坐骨神経痛症状があらわれることがあります。好発部位は腰椎下部(L4-5/L5-S1)に起こることが多いのが特徴であり、症状が進行すると片側の感覚障害や、冷感、筋力低下などが起こることもあります。重篤な場合には痛みが両側にあらわれ、歩行困難や排尿障害があらわれる場合もあります。

椎間板ヘルニア対する鍼灸治療

 当院では痛みやしびれを一刻も早く取ることを第一に考え、痛みが治まった上で予防効果を高める治療をおこなっております。
 当院では鍼灸特有の鎮痛作用を生かし、トリガーポイントへの刺鍼、また、痛みやしびれの出やすい坐骨神経の走行に沿った経絡への治療を行います。また、腰部臀部などの周辺筋肉(腰方形筋、大殿筋など)を和らげることで神経根への圧迫や血流障害を軽減することができます。
 鍼治療では、椎間板ヘルニア発症部位の血流改善と筋緊張緩和を促すことより治癒を早めます。このような治療を続けることにより、脱出した椎間板が戻る例も報告されています。治療に際しては慢性と急性期の症状を見極め、痛みのタイプにより出現した症状に応じた治療法を選択することで、より早い改善を目的とした効果的な施術をおこなっております。
 
 腰痛の治療には早めの対処が肝心です。当院での鍼治療は殆ど痛みを感じることなく受けられることも特徴ですので、お悩みを抱えている方は是非お早めにご相談ください。