痛み,不妊,音楽家の鍼灸治療【100年の歴史 鍼灸専門】  東京都港区元麻布,広尾,六本木 
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痛み,不妊,音楽家の鍼灸治療
100年の歴史 鍼灸専門
広済鍼灸院 
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肋間神経痛の症状

  肋間神経痛の特徴的は脊椎から肋骨に沿って起こる激しい痛みです。肋骨や腹直筋上に、指で押すと痛みが起こる圧痛点が出現するといった特徴もあります。

 痛みは深呼吸、せき、くしゃみ、大声などで肋骨や横隔膜の運動に伴って誘発され、痛みの持続時間は数秒から数分と短いものが繰り返し起こる場合もあります。
 発症年齢は中年期以降の女性に多い傾向がありますが、若年層や高齢の方にも見られることがあり原因や症状にも多様性があります。
 

肋間神経痛の原因

 肋間神経痛の原因は主に原発性とウイルス性の2種類が考えられています。

原発性肋間神経痛

 筋肉の使いすぎ・疲労・ストレスや、不自然な姿勢を長時間とったために神経が筋肉・骨に圧迫されることで、痛みが起こると考えられています。痛みが持続したり、むしろ悪化していく場合は胸椎ヘルニアや狭心症など他の原因も考えられます。

ウイルス性肋間神経痛(帯状疱疹後神経痛)

 ウイルス性のものは帯状疱疹が原因となって引き起こされることがあります。帯状疱疹ウイルス(HZV)は神経節の中に潜伏し、術後や体力消耗時など全身の免疫力が低下すると神経細胞を取り囲むサテライト細胞の中で活性化し、神経細胞を刺激することで発症する場合があります。
 帯状疱疹ウイルス由来の肋間神経痛の特徴は、持続性の痛みや赤い発疹や水ぶくれが現れることがあります。帯状疱疹は抗ウイルス薬により対処が可能ですが、その後に神経痛が現れることがあります。これが帯状疱疹後神経痛といわれるものです。

肋間神経痛と鍼治療

 
  原発性の肋間神経痛には鍼治療によって周囲の筋や神経の過緊張を取ることで改善します。また、肋間神経痛の発症時には、体力低下やストレス過多により体全体のバランスや機能が低下している状態を伴っていることが多いため、局所治療にとどまらず、体力低下改善を目的とした全身治療も同時に行っています。

 帯状疱疹ウイルスが原因で肋間神経痛を発症している場合、ウイルスに対する処置が必要ですが、帯状疱疹症状の改善後に肋間神経痛が残る場合があります。鍼灸治療は帯状疱疹後の肋間神経痛にもとても効果的です。肋間神経痛に伴う痛みには様々なタイプがあり、持続的、断続的な痛みに対しても鍼灸は効果的です。肋間神経痛のお悩みの方は是非ご相談ください。

当院の肋間神経痛治療についての取材記事です。ご参考ください。 

LinkIcon肋間神経痛の鍼治療『医道の日本』10月号掲載記事