糖尿病性ニューロパチーについて |
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糖尿病性ニューロパチー(DN)は糖尿病合併症の一つです。症状は個人によって多様性があり、「焼けるような痛み」や、「電気が走るような痛み」など主に足の指に特徴的な痛みやしびれが生じます。初期段階では手指には症状は見られませんが、進行すると手指にも痛みやしびれが現れるようになり、手袋や靴下で覆われる部分に症状が見られるようになります(手袋靴下型)。

感覚障害の出現部位
(手袋手足型)
糖尿病神経障害では以下のような症状が一般的に両足性に現れます。
- 焼けるような痛みが持続する
- 針で刺すような痛みや
- 電気が走るような痛み
- 一定の時間で繰り返す、刺すような痛み
- 「じんじん」するといった疼くような痛みや持続的なしびれ
- 軽く触れただけで痛みを感じる(アロディニア症状)
- 感覚の低下、温・冷感の低下(知覚低下・感覚鈍麻)
- 足の感覚障害、違和感
鍼灸での治療法 |
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鍼灸では糖尿病性ニューロパチー(DN)の症状を一刻も早くとることを優先的に考え、症状の出現部位を中心に施術を行いきます。ニューロパチーは局所の血行障害により発症しますが、適切な鍼治療により原因部位へ鍼刺激を行うことで血行を改善し、症状の改善を図ります。ニューロパチーの治療には、食事制限による血糖コントロールが重要であることは言うまでもありませんが、疲労や身体的ストレス、基礎代謝の低下なども血糖値変動に影響が出ることも考えられるため、血糖コントロールに効果的な施術も加えていきます。
広済鍼灸院ではかねてから糖尿病の患者さんへの鍼灸治療を行っております。本来鍼灸は糖尿病に対して古来から行われている効果的な治療法ですが、最近では糖尿病の関連症状や血糖値の改善に鍼灸が有益であるとの研究も数多く報告されています。当院ではこれらの最新の知見も生かしながら糖尿病性ニューロパチーの症状改善に取り組んでいます。
鍼灸での治療症例 |
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早期に対処が肝心でありますが、ブログに症例の経過を掲載しておりますのでご参考ください。
また、その他ご質問等ございましたら当院までお問い合わせください。
糖尿病性神経障害の鍼治療について