円形脱毛症
Alopecia areata
円形脱毛症とは
円形の境目がはっきりし脱毛斑が発生し、次第に拡大していく症状を指します。一般的には、10円玉ほどの大きさで頭髪が抜けるもの、脱毛巣がひとつできるものから、頭髪全体、更に眉毛や体毛など、全身の毛が抜けるケースもあるなどその症状にはさまざまなタイプのものががあります。
発症に男女差はなく、特に学童期や青年期に起こることが多くみられます。子供の発症者のうち約半数にアトピー性皮膚炎の合併症がみられることがあります。症状は患部にかゆみや痛みを感じることはなくバサッと抜けるのが特徴をもっています。
円形脱毛症の種類
円形脱毛症には「単発型」(頭部に1カ所のみ)、「多発型」(頭部に数カ所)、「全頭型」(頭部全体)、「汎発型」(毛髪だけでなく体毛なども抜ける)、「蛇行型」(側頭部や後頭部の生え際が帯状に無毛となる)があります。
円形脱毛症の原因
円形脱毛症の原因は、未解明の部分が多いのですが、免疫機能を司る「リンパ球」の働きが異常をきたすことにより起こると考えられています。本来の自己免疫システムは体内に侵入してくる「外敵」を排除しようと働きますが、円形脱毛症では、毛包を「外敵」と間違えて、攻撃してしまうことで脱毛を起こします。
以前は精神的ストレスが原因と言われていましたが、最近そうばかりとも言い切れないのが現状です。今のところ考えられる円形脱毛症の原因としては、アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎や喘息など)や「自己免疫疾患」との関連がが指摘されています。
その他の原因として「精神的ストレス」「内分泌異常」「遺伝的素因」等が考えらますがはっきりとした原因は分かっていません。
鍼灸治療
東洋医学では髪の毛は血余(けつよ)といい、体内の血液が余ったもので髪の毛が作られると考えます。また、髪を司るという腎を補います。以上の点から局所治療にとどまらず、全身的な施術を行っていきます。
身体的な疲労・ストレスを除き、交感・副交感の自律神経バランスをとるための全身治療をベースに、患部〔頭皮〕の血流増加を図る施術を加えていきます。また症状によって鍼と灸を併用しながらの治療を行います。頭皮への灸は糸状灸と呼ばれるものを用いるためやけどの心配はなく安全に行えるものです。
<日常生活における注意点>
- 必要以上にストレスをためない
- 適度なマッサージ
- 午前0時前には就寝
- 直射日光はさける
- 頭皮に負担のかかる髪形(過度の長髪、パーマ、髪染等)はやめる
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